2006/07/10

《○ 2.直前》オープンソース

オープンソースの利用を配慮したシステム開発はもはや不可欠です。
オープンソースとは、「ソフトウェアの設計図にあたるソースコードを、インターネットなど を通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行なえるようにすること。」つまりその技術を活用したいと考えている人からみると、そのソフトウェアの制作に敬意を払う国際的な利用規約の元に、それらソフトを自由に低コストで使う事が出来ると言うことを意味する。オープンソースソフトウェアは、世界中の優秀なプログラマがボランティアとして高い次元で生み出されている。


「LAMP」という文字列があるが、これは


Linux(りなっくす)…WindowsやMachintoshと同じOS。
Apache(あぱっち)…システムの中心、サーバーアプリケーション。
MySQL(まいえすきゅーえる)…情報の引き出し、データーベースに。
PHP(ぴーえいちぴー)…WEBのシステムなどを構成・構築出来る言語。


らの頭文字を取ったもので、インターネット上でサービスを展開する上で非常に支持されている有名なオープンソースのソフトウェアの組み合わせ。これによって極めて多くインターネット上で提供されているサービスを実行する事が出来ます。サーバーのパソコンさえあればこれらは一般の人にも稼働可能です。現在Linuxe、Apacheは世界の企業用WEBサーバーなどの6、7割がこれを利用している、Apacheに至っては世界的に圧倒的なシェアを誇るだけでなく、日本国内だけでも官公庁から一般企業に至るまでおよそ8割が利用しているなど、高安定・低コスト・高柔軟性を武器に世界を圧倒しています。


私のメインマシンのMacG5にもこのApacheが既にインストールされていることから、どのOSにも対応出来る広さを感じますよね(これはサーバー機ではないので、MacOSXをローカルのテストサーバーにして環境テストしたりする以外活躍の場はまだありません ^^;)!これも世界の優秀な頭脳が知識や知恵を共有することによって生まれた新時代の力と言えます。



私は将来このLAMPをはじめとするオープンソースじたいの「考え方」が、様々なチャンスを育て、ビジネスを支えるデファクトスタンダードになってくるものと予感します。